無停電電源装置とは
無停電電源装置(UPS)とは、雷や地震などの自然災害によって引き起こされる「停電」や「瞬時電圧低下」などで電力が断たれた場合でも、蓄電しておいたエネルギーを使用して一定時間は電力を供給し続ける電源装置のことです。
無停電電源装置との協調
無停電電源装置と併用することで、
電力が途切れることなく長時間の停電にも
対応することができます。
電力が途切れることなく長時間の停電にも
対応することができます。
様々な用途
金融・証券・保険などのオンラインシステム、
官公庁や一般企業などの情報システム、
放送局、中継所、新聞社、交通管制、
航空管制、各種プラント、各種製造工場、
トンネル、病院など
製品特徴
常時インバータ給電方式
交流入力をいったん直流に変換し、常にバッテリ充電しながら、インバータによって安定した交流に再変換し、電力を供給します。
長所
- 定電圧定周波出力を常時安定供給
- 常に正弦波出力を継続
- ノイズやサージの吸収効果が高い
- 停電切替え時に瞬断がない
短所
- 構造上大型で高コストになる
- 常時一定の電力ロスがある
ラインインタラクティブ方式
一定範囲内の電圧変動には電力インターフェースで出力調整し、停電時はバッテリからのインバータ給電に切換えます。
長所
- 比較的シンプルで低コスト
- 通常時スルー出力のため電力ロスが少ない
- 電圧調整機能がある
短所
-
- 停電切り替え時に瞬断を伴う
- 設定範囲内の電力変動は補正しない
- 電圧変動の多い場所ではバッテリの消耗が早い
常時商用給電方式
通常は交流入力をそのままスルーで出力し、停電や過電圧を感知した瞬間にバッテリからのインバータ給電に切替えます。出力波形は正弦波と矩形波の2種類があります。
長所
- シンプル・コンパクトで低コスト
- 通常時スルー出力のため電力ロスが少ない
短所
- 停電切り替え時に瞬断を伴う
- 設定範囲内の電力変動は補正しない
主な取扱品
● 富士CVCF小型無停電電源装置(静止形UPS)
常時インバータ給電方式 1kVA〜10kVA
常時商用給電方式(SPS) 1kVA〜3kVA
デュアル・コンバージョン方式 1kVA〜10kVA
● 富士CVCF中容量無停電電源装置(静止形CVCF)
常時インバータ給電方式
10kVA、15kVA、20kVA、30kVA、40kVA、50kVA、75kVA、100kVA
● 富士CVCF大容量無停電電源装置(静止形CVCF)
常時インバータ給電方式
100kVA、150kVA、200kVA、250kVA、300kVA、400kVA、500kVA、600kVA